
6月28日に、佐賀県基山町の九州自動車道上り線で発生した乗用車の横転事故で、負傷した女性を救助するため、ドクターヘリが高速道路上に着陸し、患者を搬送しました。西日本高速道路によると、同社が管理する関西以西の高速道路で、ドクターヘリが本線上に着陸したのは初めて。
救急隊がドクターヘリの出動を要請し、久留米大学病院(福岡県久留米市)のヘリが、現場から約300メートル離れた本線上に着陸。女性を治療しながら病院に搬送しました。女性の命に別状はないとのことです。
ドクターヘリの高速道路上への直接着陸は、公明党が以前から主張してきたことであり、大変喜ばしいニュースです。欧米では、ドクターヘリの高速道路上への着陸は一般的で、例えばドイツでは交通事故死者数を3分の1に激減させています。
しかし、日本では、二次災害の恐れや障害物の存在などを理由に、ドクターヘリの高速道路上への着陸が道路公団から許可されず、事故現場から遠く離れた空き地などへの着陸を余儀なくされるというケースが相次いでいました。
このため渡辺たかおは、「一刻も早く負傷者を救助するために、ドクターヘリの高速道路上への着陸を実現すべきだ」と国会質問などを通して強く訴えてきました。2004年6月には、石原伸晃国土交通相(当時)に直接申し入れを行い、同国交相から「各省庁の連携のもと、本線着陸ができるようにする」との回答を得ていました。その後、ドクターヘリの高速道路上への着陸訓練が行われるようになりました。2005年8月には、着陸の運用手順について、警察庁、消防庁、厚生労働省、国土交通省の4省庁が合意しています。
今年6月19日にドクターヘリ全国配備法が成立し、ドクターヘリにも救急車並みの権限が与えられることになりました。今後、高速道路上への着陸も増えると期待されます。
このニュースを報道した28日のフジテレビ「FNNスーパーニュース」では、キャスターの木村太郎氏が「本当に良い法律が通ったと思います」とコメントしました。
(写真は2004年12月に行われた国内初のドクターヘリの着陸訓練の様子)

